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2022年6月 梅雨入り

つい先日、近畿地方でもようやく例年よりひと月ほど遅い梅雨入りを迎えたようです。

この季節、ちょうど一年前の6月に脳出血を起こし、命拾いをした苦い経験が蘇ります。

なんとか社会復帰したものの、さすがに以前と全く同じという訳にはいかず、何かと四苦八苦しながらも1年が経ちました。何とか頑張ってこれたかなと。

自分自身、精神的にはタフなほうだと思っていたのですが、2年前の狭心症や幼少の頃に抱えた持病も含めて、そのタフなメンタルにヒビが生じ始めたのを認識する様にもなりました。

周囲では、長く続くコロナへの警戒や不穏な社会情勢と、この世はまるで悪夢に満ちている。生きるという事がとても難しいとも感じる日々。

と、その様に思えなくもありませんでしたが、すべて現実の事として受け入れなければ、何も始められない。

 

趣味のトレイルランニングで山中を走っていると、雨が降り出す頃には空気の匂いが変わってくるのがわかります。

一斉に周囲の緑が歌声をあげて喜んでいる、そんな想像をしつつ雨に濡れながらも思わず一人微笑んでいます。

山が醸し出す色や香り、反響する鳥たちの鳴き声、そして程よく走り疲れた体に、ふと『生きている』と感じることができます。

まだ何かを始める事のできる現状に感謝をしつつ、一歩一歩踏み出すことが生きるという事なのだと噛みしめながら、今日も仕事に励みます。

ちょっと重たい内容になりましたが、本人はまったく大丈夫ですからご心配なく。

今、少ししんどい人も、沢山しんどい人も、何とか生きていてほしい。

今は紫陽花がとても綺麗です。

 

総務部/岡本